利用者の身体に触れる「身体介護」とそうではない「生活援助」の違いを知ることは、介護職を目指す上でとても大切なことです。身体介護は利用者に触れて介護できるよう家事の最中も常に見守る必要がありますが、生活援助は見守りのみです。身体介護と生活援助の違いを理解しておけば、希望にマッチした求人を見つけやすくなるでしょう。
介護職の求人は全国的に数万件という規模です。地域によって多少の差があるとしても、全国的に求人が多いことは確かです。そこで問題なのが、膨大な求人の中からどのようにして希望の求人を見つけるかということです。インターネットで検索して出てきた求人を見れば見るほど、自分にとってどの求人が最適なのか迷ってしまうものです。ハローワークや求人サイト、派遣会社でも探すことができますが、選択肢が広がるばかりで結局どこで探したらいいのかわからなくなってしまうことも少なくありません。
膨大な求人の中から自分の希望にマッチする求人を見つけるコツは、情報収集を丁寧に行うことと第三者に相談することです。例えば、破格の給与を提示して目を引こうとするブラックな事業所があるとします。多くの事業所は相場どおりの給与を提示していることを知っているなら、頭ひとつ抜けるほどの高額な給与を支給できる事業所にいきなり飛びつくことはないでしょう。条件が良すぎることにまずは警戒し、インターネットで評判を調べるかもしれません。そこで良くない口コミが多く見つかるなら、避けたほうが良い求人です。情報を深掘りしながら収集していくことで、求人を選別する目が養われます。
第三者に相談することも、情報収集と同じく重要な事柄です。自分の頭の中だけで情報を整理していると、情報の抜けや漏れがあっても気づかないまま先へ進んでしまう可能性があります。しかし、第三者に相談すると情報がきれいに整理され、盲点だった部分に気づかされることがあります。ポイントは相談相手をよく選ぶことです。相談できるなら誰にでもということではなく、介護業界への転職経験がある人やハローワークの個別相談、介護転職のプロなどに相談します。もっともおすすめなのは、介護業界の事情や面接対策に強い介護転職のプロに相談することです。介護転職のプロは介護求人を見極める目を持っています。事業所の事情を知り尽くした上で、面接対策だけでなく面接へ同行までしてくれます。また、インターネットやハローワークなどにはない非公開求人も紹介してもらえます。
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